2011年06月01日

【青空劇場】やりたいことや夢が見つからない・・・


http://www.youtube.com/watch?v=EpzNVdLSl-k
   
   
クリエイティブを取り巻く悩みに、
我らが兄貴 グラフィックデザイナーの吉澤 泰治さんが答えてくれます。


◎今回寄せられたお悩み

埼玉県 草加市在住 はなはなさん(21歳・大学生)

「ジャンク派を見てると、みなさんやりたいことや夢を持ってて、
一生懸命になれて、ほんとうらやましいです。

わたしは、恥ずかしながら、まだ、やりたいことが見つかっていません。

何かに打ち込んでる人を見ると素敵だなぁとは思うのですが、
何にもない自分のことを振り返って、ますます自信をなくしてしまいます。

わたしは、どうしたらいいのでしょうか・・・
アドバイスお願いします。」


[今回のロケ地] 四谷ひろば (ピカリ・アートテラスの会場)
http://t-elegan.jp/pikali.html


吉澤泰治さん(グラフィックデザイナー)

デザイン事務所 スタジオ・ティースリー (studio tee three)代表
主に、書籍・雑誌のアートディレクション、エディトリアルデザインを中心に
数多くのプロジェクトをこなしている。

ふたりのお子さんの良きパパでもある。

ホームページ
http://www.geocities.jp/studiot3/



★「青空劇場」のコーナーでは、
クリエイティブなことに取り組むみなさんのお悩み相談にお答えしていきます。

内容は、どんなことでも自由です。
(但し、編集部で選び、すべてのご相談にお答えできる訳ではありませんのでご了承ください。)

今回登場の皆から愛されるグラフィックデザイナー 吉澤 泰治さんの他に、
神田でバーを開いて五十数年 御年90歳のママ 菅原 婦貴さん(自称:不良ばあさん)などの、
頼もしい人生の達人の方々があなたのお悩みに親身になって答えてくださいます。

これで、あなたのお悩みもスッキリ晴れて、
青空のような清々しい気持ちになれることうけあいです。

下記メールアドレスまで、お気軽にお寄せください。
junk.ha.web@gmail.com
   

   
   
   
posted by ジャンク派 at 20:27 | Comment(42) | 【青空劇場】

2011年06月27日

【社会と職業とアートと】 第1回 アーティストの収入

   
kumacoroご挨拶.jpg
   
   
はじめまして!

今度こちらでアートと法律に関する記事を
書かせて頂くことになった「くまころ」です。

どうぞよろしくお願いします。

初回ということで自己紹介を兼ねて私が何者か簡単に説明しますと、
ぶっちゃけて言えば「法律をかじったことのあるアート好きのただの人」です。

大学の法学部を出て、大学院でも法学を学び、
その後新司法試験にチャレンジしようとロースクールに進みました。

一応試験には挑戦するも結果は惨敗。
普通に就職し、今に至ります。

なので、法律の専門家として皆さんの疑問に答えていくというより
「法律とアートが交錯する場とはどういうものか」
読者の皆さんと共に考えていきたいし、

自分自身が疑問に思うことも
ここで明らかにしつつ勉強していきたいと思ってます。


で、まずは第一回目ということで
「職業としてのアーティスト」ってなんなのか考えていきたいと思います。

一般に「職業」と言うのは、
「そこから収入を得て生計を立てているもの」と理解されているかと思います。

この記事を読んでいる方の中には、
アーティストとして独立して収入を得ている方、
何らかの組織や企業に所属して作品を作ったり表現活動をしている方、

本業は別にあって時々活動している方等々
いろんな形で、アートに携わっている方がいるのではないでしょうか?

ここで思うのは私の周囲の人に限っていえば、
「アート一本で食べている人」と言うのは結構少ないということ。

今まで劇団に所属したり、
個人で演奏活動したりしながらバイトしてる人にいろいろと会いました。

(というかバイト先でそういう人がちょくちょくいました。
「実はオーケストラでチェロ弾いてる」とか「雅楽やってる」って人もいた。)

裏を返せばバイトしないと食べていけない状況が皆さんあるのだと思います。

アーティストとしての活動だけでは
十分な収入が得られないのだとしたら、
その背景には何があるのでしょうか?

よく「好きなことやって金もらってるんだったら文句いうな!」
的なことをいう人がいますが、これってどうなんでしょう?

言いかえれば、他の人は辛い労働に耐えた対価として
高い収入を得てるんだから、楽してる奴は儲けられるわけないってことですよね?

野球選手だってサッカー選手だって
そのスポーツが大好きで努力している内に
何億も稼ぐようになってる人だっているでしょうし、

株の取引してる人にも「楽だし、楽しい」って言ってる人もいる
(その分ハイリスクだとも思いますが)。

他にも「好きなこと」で稼いでいる人って
考えたら沢山いるんじゃないでしょうか?

その意味では、芸術表現を仕事にしている人の多くが
「好きなこと」を仕事にした為に収入が安定しないなんて結果の方が、
本当はおかしなことなんじゃないでしょうか。

個人の仕事に対する収入とはどうやって決まるのか?

要は、社会がその仕事によって得られるなんらかのサービスや利益を
どれだけ必要としているかにかかってくるのでは?と思います。

サッカー好き、野球好きの人が沢山いて
素晴らしい選手のプレイを見る為に試合のチケットが売れて利益が生まれ、
テレビ放映でも莫大な広告収入が得られる。

株の取引なんかはもうダイレクトにそこから金銭的な利益が生まれる。

結果的に今の日本の社会においては、
経済的な価値をいくら生み出せるか?で収入を決定している
というのが実情なんじゃないでしょうか。

そうすると、アートを必要とする人が沢山いて
そこからお金が発生すると社会が思わない限り、
アーティストの収入はなかなか安定しないってことに?

なんか、一回目から夢がない・・・

でも、しっかり考えていけば、
アーティストが生活をしていく術がきっとあるはず。

スポーツとアートは一慨に同じ仕組みでは語れないですよね。
アートにはアートの社会からの要請があってそこに価値があり、
社会がそれなりの対価を払うべき理由があります。

また日本でも安定した生活をしているアーティストの方もいるでしょうし、
諸外国では芸術家には日本とはまた違った生活のゆとりがあると思います。
(この辺次回以降、出来る限りじっくり調べてきますね〜)

この国で全てのアーティストがもっと負担のない生活を送り、
もっと自由に活動していく術を探していきたいと思います。

「この世に美術館と劇場がなかったら、自分は生きていけないよ〜」
と思っている私個人としては、

絶対に人間が生きていく上で、
目には見えない「精神的な価値」というものは必要だと思ってます。

いろんな場で自分を救い、引っ張って言ってくれたアートの世界。

この連載を通して、
それを生み出しているアーティストの皆さんに少しでも恩返しができればと思います。
    
    
くまころ
   
   
   
posted by ジャンク派 at 15:59 | Comment(49) | 【社会と職業とアートと】